私ぐらいの年齢の方は覚えておられると思いますが、仁鶴ときよしが「ただいま恋愛中」というテレビ番組の司会をしていた頃の話です。田中佐和さんという霊能者の方が出演されていて「お答えいたします」といって出演者の未来についておもしろおかしく予言しておられました。
この方のお父様で田中穂光という方が大阪住吉の帝塚山で「神霊の家」という宗教を創立しておられました。そこでは毎月2回奥様の法話を聞いたり座談会をされたりしていました。私は大阪市立大学に通っていたので住吉のことはよく知っていました。穂光先生は座談会が終わった後、霊能者と言われる人たちや近しい人たち10人くらいで8畳くらいの小さな部屋で精神統一会をされていました。
私も興味津々だったので穂光先生に私も出席したいとお願いしたら、「それでは今日からあなたも一緒に統一会に参加しなさい」と言われて簡単に出席させてもらえるようになりました。統一会には霊能者と言われる人と穂光先生の信者の方が一緒になって瞑想をしていました。瞑想のあと穂光先生と特によく見える2人の方が、出席している人の悩みや近未来のことを順に語っていました。私の守護霊の話や育ててくれた祖母の話などとても面白かったことが思い出されます。参加するようになってかなり時間が経っても私は一向に上達しませんでした。そこである日穂光先生に「いつになったら見えるようになるのでしょうか?」とたずねた時先生は、「あなたはこの道で生きていくわけではありません。もうすぐ違う道が始まるので、その道に精進しなさい。」と言われました。もう一人の霊能者の方も「あなたが橋を渡ってここから去っていく後姿が見えます。もうすぐ今の仕事を辞めることになります。もう一度難しい勉強をしなければなりません。」と言われました。私はそのとき何を言われているか理解できなかったのですが、結局製薬会社を辞め、医学部に再入学したことを考えればおそらくこの道のことを言っていたのだろう、と今になれば思います。この話は本当かどうか・・・・。
信じるか 、信じないかはあなた次第です。