またまた田中穂光先生の時の話ですが・・・
穂光先生の統一会に出席されている女性の方で非常に霊能力の優れた方がおられました。この方は話すことと心で思っていることが違っていると厳しく叱責され、統一会の席ではできるだけ心と言葉が一致するように努めなければなりません、といつも指導されていました。
阪神大震災の起こる数年前にこの女性は私たちに
「やがて神戸の街が激しく揺れて焼野原になります。その後日本注で様々な災害が起こり激しく揺れることになります。しかし日本人はそれらの災害を克服し再び立ち直ることが出来ます。しかしもし富士山が噴火したら立ち直れるかどうかわかりません。」
と話されました。当時統一会に出席していた人たちは神戸に大地震が起こる、などという話は誰も信じなかったのですが、思っていることと話すことが違うと叱責されますので皆心ではありえないと思っていても沈黙して聞いていました。しかし1995年1月に阪神大震災が起こり、長田の街が焼けてしまったのを見たとき、女性が言ったことは本当だった、と改めて思い出しました。
この女性は私たちの未来や過去の出来事をかなり正確に指摘されていました。しかしよく考えれば過去はいざ知らず未来はまだ起きていないので、空想できても見ることはできないはずです。しかしこれだけ正確に未来がわかるというのは、未来というのはこれから始まるのではなく、もうすでに存在しているかもしれない、と思う事もできます。この女性は未来を予言しているのではなく未来を知らないうちに見ているのではないか、とそんな風に考えてしまうのです。
人生をレコード盤に例えれば、私達の人生の始まりは一番外側の溝で、グルグル回って人生の終わりは中心部の溝という事になります。今この現在は、レコードの針、つまり私達の意識(本質、魂)が溝のどこにあるかということで決まり、本当は過去も未来も現在もレコード盤(つまり3次元世界)の中に同時に存在しているのかもしれません。この女性は知らないうちにこのレコード盤の他の溝に自分の意識を持って行きその人の過去や未来を見ているのかもしれません。
もし本当に人生はすでに決まっていて私達の意識がこれを追体験しているだけなら、私たちはこの決まってしまっている人生について毎日悩んだり心配したりしないで、現在という瞬間に集中し人生を楽しめばいいだけかもしれません。
信じるか信じないかはあなた次第です。。。