2018.1.9


         

             犯罪者はすぐ隣に

 SNSが誰にでも利用でき誹謗中傷が当たり前のようになった現代では、会社や学校で怪文書(メールではなく本当の文章ですが)が出回るのは珍しくないと思います。知り合いの経営する介護施設でも怪文書が出回ったことがあったそうです。どこの施設でも介護分野は女性の職場であることが多く、女性はある一人の女性を中心にグループを作る傾向があります。(もちろん男性でも派閥を作って他者を排斥することはよくありますが)グループに入れない者は有形無形の嫌がらせを受けます。知り合いの施設でもある日、従業員から怪文書がトイレやキッチンから出てきたと知らされました。この怪文書はその後何度も出現し、ある従業員を徹底的に非難していたようです。利き手でない方の手で書かれていた為筆跡鑑定をしても誰が書いたか判明しませんでした。従業員は皆、疑心暗鬼になり介護にも影響が出るようになっていたので、知り合いは隠しカメラを設置し犯人を特定しようとしたようです。しかし設置した日から怪文書はとまり犯人はわかりませんでした。怪文書で中傷された従業員は精神的に不安定になり、さすがにこのまま不問にすることはできず、知り合いはある作戦を思いつきました。この作戦に犯人がひっかかり、誰が怪文書を書いたか特定できました。怪文書を書いた従業員には説得し退職してもらったようです。作戦の内容はここでは言えませんが、では次のうち犯人は誰だったか皆さんわかりますか?



     1.怪文書が出てきたと怪文書を持ってきた者
     2・怪文書で被害を受けた者
     3.グループの中心人物
     4.施設のリーダー
     5.キッチンの従業員


  さて1−5の誰でしょうか。知り合いは意外な結果に驚いていました。また従業員の不満などを丁寧に聞いてあげないと従業員のストレスがたまり、このような事件が起こってしまうと反省していました。

  従業員もしんどいですが経営者も大変です。結果は皆さん想像してください。



                                  

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